こんにちは、TAUです。
今週ドイツは非常に寒い日が続いています。
私はどうやら風邪をひいてしまったようで、ブログの更新をすることが出来ませんでした。。
今日になってようやく回復してきました!
さて皆さん、海外旅行に行かれるときに真っ先に何を気にしますか?
現地の物価や治安、気候などいろいろあると思いますが、一つにどのくらい言葉が通じるか?というのがあると思います。
ここドイツの公用語はもちろんドイツ語。
ただドイツ語を話すことが出来る日本人はあまりいないと思うので、観光でドイツに来られる方は、大半が英語を使われるかと思います。
日本と同じように、英語が第二外国語になるドイツ。
果たして英語はどこまで通じるのだろうか。
本日は私が住んでいるフランクフルト(都市部)と、仕事をしている町(都市郊外)で、英語がどのくらい通じるのかをご紹介します。
ドイツ人の英語力
よく世界の国の英語力を語る際に使われるEF EPIランキング。
このランキングの是非はあるものの、2019年のドイツの英語力は世界10位。一方で日本は53位。
これだけ見ても、我々日本人に比べてドイツ人の英語力の高さはわかるかと思います。
www.efjapan.co.jp
私が通っている英語の語学学校には、ドイツ人の同級生もいます。
英語とドイツ語、もとは同じ言語だったという話もあり、彼らの発音は本当にきれい。
※発音はきれいですが、時にはドイツ語特有の発音に引っ張られてしまって、どうしても苦手な音もあるようです。
例えば「寿司」:Sushi」の発音、日本語では「すし」、英語でも「スシ」ですが、ドイツ人が発音すると「ズシ」に。
Sの音はどうしても濁音になってしまうそうです。(鈴木はズズキ、相撲はズモウに)
ただ、英語がきれいに発音が出来るドイツ人ですが、不思議なことに、単語レベルや文法は「?」と感じる時も。
これは私が語学学校や職場で見ている人たちについての感想なので、もちろんドイツ人全員を語ることはできませんが、割とベーシックな単語や文法を知らない時も。(日本では文法問題の定番「関係代名詞」など)
一方で私たち日本人は、単語や文法はよく知っているのに「話せない」ということが問題になっていたりするので、これはドイツ式、日本式英語教育の違いが表れているのかな、と思ったりもします。
ドイツは「話すこと」重視、日本は「書くこと」重視ということでしょうか。
とはいえ、ドイツ人の英語レベルは一般的には非常に高いのではと思います。
大都市のフランクフルトでは
では、フランクフルトという都市を見ていくとどうでしょうか?
結論から言うと、フランクフルト(や他の大都市)では基本的にどこでも英語は通じます!
空港職員の人や駅員さんはもちろん、レストランやカフェ、ショップなどでも基本は問題なし。
こちらが拙いドイツ語で話しかけると、店員さんから逆に英語で返されるくらい。
ただ注意したいのが、Uバーン(地下鉄)やSバーン(近郊電車)の車内。
この電車内では基本的にドイツ語のアナウンス、ドイツ語の表示しかありません。
(観光客が多い中央駅やメッセ駅に泊まるときだけ、英語放送が流れたりしますが)
↓↓↓こんな感じで表記は殆どドイツ語(近づくとようやく読めるくらいの小ささで英語も書いてある)
ドイツ語が分からなくても、次の駅とドアの開く方向くらいなので普段は大丈夫なのですが、何かトラブル(ストライキとか)があって電車が止まったり、運行打ち切りになったりした時が問題。
こんな時もドイツ語放送しか流れないことが多々あるので、周りの様子がおかしかったら、とにかく英語で聞いてみることをお勧めします。
ということで、日本で有名なくらい大きな都市であれば、英語は問題なく通じます。
一方郊外では
一方私が働いている郊外の町(平たく言うと田舎町)では、英語が通じないことも多々。
郊外と言っても、市内から電車で1時間も離れていません。
若い人たちは英語を話しますが、少し上の世代、特に50歳以降の人たちは英語に苦手意識を持っているみたいです。
それでもビジネスでは英語を使うことが時々ありますが、町のレストランやパン屋さん、駅員さんなどはドイツ語オンリーということが多々あります。
都市部を離れると観光客もぐっと減り、英語を話す必要もなくなってきますしね。
(この点は日本も同じですね)
当然ながら、町でも駅でも英語表記を見かけることはほとんどありません。
もし観光で郊外に行かれる場合には、ドイツ語のフレーズ帳などを持っていた方が安心です。
今や定番となったGoogle翻訳という手もありますが、、油断大敵!
大体ドイツの電車内やレストラン内は電波が悪るくて、いざという時に役に立ちません。。
まとめ
ヨーロッパなんだから英語ぐらい話せよ、というのはドイツという国、文化に失礼。
英語が公用語じゃないという点は、日本だって同じですし、「日本なんだから日本語で話してよ」と思う時もありますよね。
それはドイツでも同じ。
こちらがドイツ語を少しでも話そうとする姿勢を見せれば、相手も喜んでくれますし、ドイツの文化を深く知るきっかけになるかもしれませんよ。
それでは!