こんにちは、TAUです。
前回の更新からだいぶ時間が経ってしまいました。
新型肺炎の影響で、勤め先の勤務シフトが変則になったり、ホームオフィスになったりと、イレギュラーな毎日が続いています。
さて、本日は最近日本でも話題になっているというSocial Distance(ソーシャルディスタンス)について。
今回の新型肺炎の感染拡大を防ぐために、他人との適切な距離を保ちましょう、というのがこのSocial Distanceの趣旨だと思います。
日本でもテレビ収録が観覧者なしになったり、引きの映像だけになったりしているそうですね。
ここドイツでも最近急にこのSocial Distanceが叫ばれ始めています。
ドイツにおけるSocial Distanceの状況をご紹介です。
↓↓↓その他のドイツの状況はコチラ
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スーパーの入場制限
この1週間で始まったのがスーパーの入場制限。
スーパーは閉鎖空間で食品を扱っていることもあり、人が集まりすぎないようにしているようです。
入り口に警備員の人が立っていて、スーパーから人が出てくると、代わりに次の人を入店させるシステム。
その為、皆が買い物に出る土曜日は入店待ちの行列がずらり。。
行列も人と人が離れて立っているので、結構な長さになっています。
ほんの少しの買い物でも並ばなければいけないという、中々大変な状況。
スーパーの中はさらに大変な状況
さて、行列が進んでようやくスーパーの中へ。
スーパーの中でもSocial Distanceを保つことは徹底されています。
こちらはスーパーの中の肉売り場。
店員さんに頼んで好きな量を切り売りしてもらう形式なのですが、、お客さん同士で1.5メートル離れるようにポスターが出ています。
そしてレジもご覧の通り、1.5メートルの距離を保つことが徹底されています。。
ドイツのスーパーは日本と違って、レジでは自分で商品をカゴから出してベルトコンベアに乗せる方式。
なので、いつもは前の人に遅れないようにバタバタしてしまうのですが、今はこの通り1.5メートルを保つ必要があるので、割とゆっくりと準備することが出来ます。
先日会社のドイツ人同僚とスーパーに行ったのですが、その同僚が1.5メートルのSocial Distanceに気が付かずに前の人に近づいてしまい、「1.5メートル保って!」と注意されていました。
このSocial Distance、厳格に運用されています!
レジ自体は日本と同じように、店員さんと対面式なのですが、今は透明なアクリルの板で仕切られています。
博物館や美術館のように、お金をアクリルの板の隙間から渡してお釣りを受け取る形式。
電車内の様子
今ドイツではかなりの会社がホームオフィスを行い、ほとんどの人が外出を避けています。
なるべく外出を避けるという状況ではありますが、買い物や通勤の為の外出は認められているという状況。
私も週の半分はホームオフィス、残りは出勤としているのですが、会社に向かう電車の中はガラガラ。
こんな中でも電車を走らせてくれることに感謝ですが、こういう光景を見ると状況の深刻さを実感してきます。
幸い人がいないのでSocial Distanceのことは気にしなくていいのですが、、
ドイツの鉄道は改札がないところが多いため、切符の確認で定期的に車掌さんが回ってくるのですが、不特定多数の人と接触しないように今は行われていないそう。
誰も乗っていない電車はなかなか不気味です、、ちゃんと目的地に向かっているのか心配になります。
会社の中でのSocial Distance
私が勤めている会社でもSocial Distanceが重要視されています。
社内では挨拶の時に握手をしないこと、会議は対面で行わずに電話やオンラインで行うこと、食堂では周囲の人と1.5メートル以上離れること、、、(ちなみに食堂は結局休業になりました。。)
同じ部署に人が集まらないように、交互に出勤をしたりしています。
電話やオンラインで同僚と話すようになって、初めて対面で会話することの大切さを痛感しました。。相手の表情やジェスチャーが見えないと本当に理解をするのが難しい!
ということで、ドイツで私が見たSocial Distanceでした。
イタリアやスペインと比べて、もともとドイツではハグなどのスキンシップは少ないと思いますが、それでも日本より人と人の距離は近いと思います。
先ほどの通り同僚と会えば握手もするし、電車で隣になった人に話しかけたり、スーパーの店員さんと立ち話をしたりと。。。
ただ、このSocial Distanceが叫ばれだしてから、人と人の距離が物理的にだけでなく、心理的にも離れてきてしまっていると感じます。
この状態が続くと、殺伐とした雰囲気が広がってしまいそう。
早くこの状態が収まりますように、、、
東京の状態も心配です。皆様もお気をつけてお過ごしください!
それでは!